
「熱海ラブプラス現象(まつり)キャンペーン」の偵察に、実際に熱海で泊まりながら彼女と初めての2人きりの夜を過ごしています。
ちなみに、コナミのスタッフと同じ宿というのはここだけの話。
宿に泊まって集中して原稿の残りをやろうというのもありますが、とりあえずとわの市(横浜市の別名)から熱海まで電車に乗って、オープニングセレモニーが行われる親水公園へ。
熱海市長の挨拶や、内田Pからの謝罪会見(iPhone用アプリが間に合わなかったこと)とか、寧々さんの隠しARコードを撮影したり、一瞬で名刺交換が100枚以上になってたりと、キックオフとしてはまずまずのものでした。
ゲーム中でも実名で登場する大野屋にも足を運びましたが、「歓迎 とわの高校ご一行様」など、一発ネタとしてはインパクトのあるものだったかもしれません。
しかし、このキャンペーン、うまくいくでしょうか?
ゲーム制作元のコナミとしては、地元が協力して貰えることに関しては「失敗しても痛くも痒くもない」ことは自明ですが、熱海市としてはどうでしょうか。このイベントをきっかけに熱海の魅力を再発見してほしいと市長が述べましたが、熱海市がそれだけの努力をしようとしているのか、大きく疑問を感じました。
熱海市は、従前は新婚旅行の定番の地、古くから温泉地としての全国的にも名の知れた観光地でもあります。しかし、その「古き良き温泉地」が足かせとなってしまい、これからの時代にあわせた魅力的な街作りを講じているのかと言えば、これは外部から見て全くできていないと言わざるをえません。
熱海の中心部は海に沿った細長い地域で、ここに温泉宿や公共施設が揃っています。対して、玄関口とも言える熱海駅はどうでしょうか。正面に何が入っているのかすら分からないビルと、土曜日なのにシャッターが降りたままの元土産物屋が並ぶ商店街、食べたり休憩できる場所が、事実上マクドナルドしか存在しないような駅前で、どれだけの人が熱海の最初のイメージを「がっかり」から始めているのでしょうか。
ちなみに、ずみがき! さんも言っていますが、「熱海の特産物は」と聞かれるとある程度の割合で「マクドナルドのハンバーガー」とほとんど皮肉で答えるぐらい、しょぼくれているわけですよ。なぜっていうと、「熱海だから(ハンバーガーでも許される)」。そして、「熱い海と書いて、マックと読む」等々。
このキャンペーンは8月末まで行われますが、初動のみでリピーターが増えるような街づくりができていないなかで、観光協会などが独断で見切り発車をしてしまったような気がしてなりません。今日、来週、彼女同伴で熱海へ来られた方、もう一度訪れたいと思いますか?
3月のコミケットスペシャル水戸は、2日間という短期集中だったにもかかわらず、水戸をどうすれば元気にしていけるかを参加者、民間、行政がそれぞれ答えを見いだしたイベントでした。「ほんの数日間でもいいから、この街の魅力を知って欲しい」という熱意がよく伝わり、その後も水戸市の魅力をまだ体験したいリピーターを獲得した成功例とも言えます。
熱海市はそれを再現できるでしょうか。初日を見る限りでは、先行きに大きな不安を感じてしまいました。ということで、次作「ラブプラス♯」では、旅行先を米沢市にすることを進言します。




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